雑学王も知らない?
有名ロゴの「意外すぎる真実」
厳選 3つ
世の中には、まことしやかに語られる「ロゴの都市伝説」がたくさんあります。
しかし、その多くは実は間違いだったり、あるいは嘘のような本当の話だったりします。
今回は、知れば必ず驚く、有名ロゴに隠された「意外な真実」を3つご紹介します。
1. BMW:プロペラ…じゃないんです
「BMWのロゴは、飛行機のプロペラが回っている様子を表している」
これは世界で最も有名なロゴの勘違いの一つです。
BMWの前身が航空機エンジンメーカーだったことから広まった説ですが、実は公式に否定されています。
本当の由来は、BMWの拠点であるドイツ・バイエルン州の「州旗(青と白のチェック柄)」。
当時の法律で州の紋章を商標に使うことが禁止されていたため、色を入れ替えてデザインされたのが真相です。
2. Apple:かじった理由は「単位」じゃない
リンゴがかじられている(Bite)のは、コンピュータの情報単位(Byte)とかけている。
これも非常に有名な説ですが、デザイナーのロブ・ジャノフ氏はこれを「嬉しい偶然(Happy Accident)」だと語っています。
本当の理由はもっと単純で、「かじった部分がないと、サクランボ(Cherry)に見えてしまうから」。
シルエットだけで「これはリンゴだ」と認識させるための、純粋なデザイン上の工夫だったのです。
3. チュッパチャプス:あのアートの巨匠が!?
最後は「嘘のような本当の話」です。
カラフルでポップなキャンディ「チュッパチャプス」。
実はこの花柄のロゴをデザインしたのは、あのシュルレアリスムの巨匠、サルバドール・ダリなのです。
1969年、創業者が友人のダリに「ロゴに困っている」と相談したところ、ダリはその場のカフェにあったナプキンにサラサラとこのロゴを描いたと言われています。
「ロゴを横ではなく、キャンディの『てっぺん』に配置する」というアイデアもダリの発案。天才の仕事は、お菓子業界にも革命を起こしていたのです。
深い意味づけ(ストーリー)も大切ですが、AppleやBMWのように「まずは形として美しいか?」「誤解されないか?」を優先することが、良いロゴへの近道です。
あなたも「伝説」を作ろう
Appleのロゴも、最初は「サクランボに見えないように」という単純な動機から生まれました。
難しく考える必要はありません。My Logo Creatorで、まずは直感的に「これ好き!」と思える形を作ってみましょう。
後から意外なストーリーが生まれるかもしれませんよ。
