なぜ「マクドナルド」も「吉野家」も
看板が暖色なのか?
街を歩いていて、ふと気づいたことはありませんか?
ハンバーガーショップ、牛丼屋、ラーメン屋…
飲食店の看板やロゴには、やたらと「赤」や「黄色」が使われているということに。
実はこれ、偶然ではありません。人間の本能に働きかける「色彩心理学」に基づいた、計算され尽くした戦略なのです。
🍔 食欲を暴走させる「暖色」のマジック
色は、私たちの心と体に直接影響を与えます。
特に「赤・オレンジ・黄色」などの暖色系は、交感神経を刺激し、脈拍を上げ、そして何より「空腹感を感じさせる(食欲を増進させる)」効果があることが科学的に証明されています。
例えばマクドナルドのロゴ。「赤」と「黄色」の組み合わせは、ケチャップとマスタードを連想させるだけでなく、最も食欲を刺激し、さらに「早く食べて、早く出る(回転率を上げる)」という心理的効果も狙っていると言われています。
🥣 日本の牛丼チェーンも「暖色」だらけ
日本でも同じ法則が当てはまります。吉野家、すき家、松屋(ロゴの一部)など、大手牛丼チェーンのほとんどが暖色をメインカラーに採用しています。
「美味しいものを、素早く、安く提供する」というメッセージを、言葉ではなく「色」で伝えているのです。
飲食店を開業するなら、ロゴのどこかに「赤」か「オレンジ」を入れるのが鉄則です。それだけで「美味しそう」に見える確率がグンと上がります。
🔵 逆に「青」は食欲を減退させる?
反対に、飲食店のロゴで最も難しいとされるのが「青」です。
青は自然界に「青い食べ物」が少ないことから、本能的に「食欲を抑える色(減退色)」として機能してしまいます。
しかし、例外もあります。
- 海鮮・寿司:「海の新鮮さ」を表現するため、青が好まれます。
- カフェ・Bar:「落ち着き」「冷たい飲み物」を表すため、青や黒が使われます。
- ダイエット食品:あえて食欲を抑えるために青を使うことがあります。
あなたのブランドは何色にしますか?
色はただの飾りではありません。顧客の心を動かす強力なツールです。
「My Logo Creator」では、クリック一つでロゴの色を自由に変更できます。
赤にして情熱的に?それとも青にして知的に?あなたのビジネスに最適な色を探してみてください。
