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デザイン雑学・コラム

なぜ「マクドナルド」も「吉野家」も
看板が暖色なのか?

街を歩いていて、ふと気づいたことはありませんか?
ハンバーガーショップ、牛丼屋、ラーメン屋…
飲食店の看板やロゴには、やたらと「赤」や「黄色」が使われているということに。

実はこれ、偶然ではありません。人間の本能に働きかける「色彩心理学」に基づいた、計算され尽くした戦略なのです。

🍔 食欲を暴走させる「暖色」のマジック

色は、私たちの心と体に直接影響を与えます。
特に「赤・オレンジ・黄色」などの暖色系は、交感神経を刺激し、脈拍を上げ、そして何より「空腹感を感じさせる(食欲を増進させる)」効果があることが科学的に証明されています。

McDonald's Logo
出典:Wikimedia Commons

例えばマクドナルドのロゴ。「赤」と「黄色」の組み合わせは、ケチャップとマスタードを連想させるだけでなく、最も食欲を刺激し、さらに「早く食べて、早く出る(回転率を上げる)」という心理的効果も狙っていると言われています。

🥣 日本の牛丼チェーンも「暖色」だらけ

Yoshinoya Logo
出典:Wikimedia Commons

日本でも同じ法則が当てはまります。吉野家、すき家、松屋(ロゴの一部)など、大手牛丼チェーンのほとんどが暖色をメインカラーに採用しています。
「美味しいものを、素早く、安く提供する」というメッセージを、言葉ではなく「色」で伝えているのです。

💡 配色のヒント:
飲食店を開業するなら、ロゴのどこかに「赤」か「オレンジ」を入れるのが鉄則です。それだけで「美味しそう」に見える確率がグンと上がります。

🔵 逆に「青」は食欲を減退させる?

反対に、飲食店のロゴで最も難しいとされるのが「青」です。
青は自然界に「青い食べ物」が少ないことから、本能的に「食欲を抑える色(減退色)」として機能してしまいます。

しかし、例外もあります。

あなたのブランドは何色にしますか?

色はただの飾りではありません。顧客の心を動かす強力なツールです。
「My Logo Creator」では、クリック一つでロゴの色を自由に変更できます。
赤にして情熱的に?それとも青にして知的に?あなたのビジネスに最適な色を探してみてください。

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